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2 最低限知っておきたい、viエディタの使い方

最も低機能なエディタですが、unixの世界では一般的に設定ファイルを操作する場合にviコマンドを使わなければ駄目なシチュエーションがあるので、是非マスターしてください! viが使えてこそ、Linux マスターです!

まず大事なのは、「viには、カーソル移動モードと、編集モードの、2つのモードがある点を理解すること」です。
編集モードで[Esc]キーを押すと、カーソル移動モードになります。vi使用中は頻繁に[Esc]キーを押します。
(キーボードによっては、[漢字]キー([E/J]キー)と、[Esc]キーの位置が入れ替わっているのがあるんですよね。これにハマるとLinux使いはマジでイラつきます!)

vi の起動方法に注意しましょう。

大抵、vi を使うときは管理ファイルを編集したい場合が多いです。(例:/etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf等)
管理ファイルを編集する場合は、必ずsudoコマンドを同時に使用する必要があります。

sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf

起動直後はカーソル移動モードになっています。念の為に[Esc]キーを押しておくと、確実にカーソル移動モードになります。(癖付けましょう)

最低限知っていて欲しいコマンド

  • 移動系
    • カーソル移動     矢印キー (または、h j k lキー)
    • 行頭へ移動      1G (数字の1と、大文字のG)
    • 10行目へ移動     10G (数字の10と、大文字のG)
    • ファイル末に移動   G (または 0G)
  • 入力モードに入る([Esc] キーで抜ける)
    • カーソル位置で挿入(行末では使えない)   i
    • カーソル位置の右で挿入(行末で使う)    a
    • 行を下に1行足して挿入          o  (小文字のオー)
    • 行を上に1行足して挿入          O (大文字のオー)
  • 行や文字の編集(カーソル移動モードで使用)
    • 文字の削除      x
    • 行の削除       dd
    • 行のコピー      yy
    • 3行コピー      y3y
    • 行の貼り付け     p (最後に削除したり、コピーした行を貼り付け)
  • 文字の検索モード(カーソル移動モードで使用)
    • 検索キーワードの入力   /
      • キーワード入力後、[Enter]で検索開始。
        nキーで次の候補に移動する。Nキーで(逆向きに)前の候補に移動する。
        カーソル位置が移動するので、i,a,x等で入力モードに入れる。
  • エディタを終了する(カーソル移動モードで使用)
    • ファイルを保管して終了  :wq  (これは:でコマンドモードに入って、wで書き込んで、qで終了している)
    • ファイルを保管せず終了  :q!   (wをしていないので保存せず、q!で警告なしで強制終了している)
                       操作をミスってグチャグチャになったときに、一旦、viを強制終了するときに便利。

まぁ、こんなもんでしょうか。慣れるまでは大変ですが、慣れてしまうと、やたら[Esc]キーを連打するクセが付きます。😂

[Esc]キーを押さないと、ファイルに「:wq」とか入力しちゃうんだよね〜😁

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