最も低機能なエディタですが、unixの世界では一般的に設定ファイルを操作する場合にviコマンドを使わなければ駄目なシチュエーションがあるので、是非マスターしてください! viが使えてこそ、Linux マスターです!
まず大事なのは、「viには、カーソル移動モードと、編集モードの、2つのモードがある点を理解すること」です。
編集モードで[Esc]キーを押すと、カーソル移動モードになります。vi使用中は頻繁に[Esc]キーを押します。
(キーボードによっては、[漢字]キー([E/J]キー)と、[Esc]キーの位置が入れ替わっているのがあるんですよね。これにハマるとLinux使いはマジでイラつきます!)
vi の起動方法に注意しましょう。
大抵、vi を使うときは管理ファイルを編集したい場合が多いです。(例:/etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf等)
管理ファイルを編集する場合は、必ずsudoコマンドを同時に使用する必要があります。
sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf
起動直後はカーソル移動モードになっています。念の為に[Esc]キーを押しておくと、確実にカーソル移動モードになります。(癖付けましょう)
最低限知っていて欲しいコマンド
- 移動系
- カーソル移動 矢印キー (または、h j k lキー)
- 行頭へ移動 1G (数字の1と、大文字のG)
- 10行目へ移動 10G (数字の10と、大文字のG)
- ファイル末に移動 G (または 0G)
- 入力モードに入る([Esc] キーで抜ける)
- カーソル位置で挿入(行末では使えない) i
- カーソル位置の右で挿入(行末で使う) a
- 行を下に1行足して挿入 o (小文字のオー)
- 行を上に1行足して挿入 O (大文字のオー)
- 行や文字の編集(カーソル移動モードで使用)
- 文字の削除 x
- 行の削除 dd
- 行のコピー yy
- 3行コピー y3y
- 行の貼り付け p (最後に削除したり、コピーした行を貼り付け)
- 文字の検索モード(カーソル移動モードで使用)
- 検索キーワードの入力 /
- キーワード入力後、[Enter]で検索開始。
nキーで次の候補に移動する。Nキーで(逆向きに)前の候補に移動する。
カーソル位置が移動するので、i,a,x等で入力モードに入れる。
- キーワード入力後、[Enter]で検索開始。
- 検索キーワードの入力 /
- エディタを終了する(カーソル移動モードで使用)
- ファイルを保管して終了 :wq (これは:でコマンドモードに入って、wで書き込んで、qで終了している)
- ファイルを保管せず終了 :q! (wをしていないので保存せず、q!で警告なしで強制終了している)
操作をミスってグチャグチャになったときに、一旦、viを強制終了するときに便利。
まぁ、こんなもんでしょうか。慣れるまでは大変ですが、慣れてしまうと、やたら[Esc]キーを連打するクセが付きます。😂
[Esc]キーを押さないと、ファイルに「:wq」とか入力しちゃうんだよね〜😁